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インスタグラム広告

(2019年版)5分で出来る!インスタグラム広告の出稿方法

 

SNSに広告を出し、集客増加やブランディング効果などを狙うSNS広告。「フェイスブック(Facebook)広告」や「ツイッター(Twitter)広告」などの種類があり、BtoC業種を筆頭に、近年ではすっかり企業のプロモーション手法として定着しています。

その中でも、若年層や女性層に効率的にリーチするための広告として注目されているのが「インスタグラム(Instagram)広告」です。

インスタグラムは2019年6月時点でアクティブユーザーが3300万人を突破しました。これはフェイスブックの2800万人をすでに超えており、これからも伸びしろがあるインスタグラムのポテンシャルは大きいといえるでしょう。

しかし、インスタグラム広告を上手く運用するにはコツが必要で、やみくもに設定を行うと出稿ミスを招いてしまうこともあります。

そこで今回は、近年魅力を増しているインスタグラム広告の特徴や、実際の広告の出し方を注意点を併せてご紹介します。「インスタグラム広告の導入を検討しているが、広告の出し方や注意点が知りたい」という企業担当の方はぜひご覧ください。

 

インスタグラム広告の特徴

 

 

まずはインスタグラム広告の特徴を見ていきましょう。

 

インスタグラム広告について

「インスタグラム広告」はその名の通り、画像や動画などでコミュニケーションをとる大手SNS「インスタグラム」が提供する広告サービスです。

日本では2015年10月から導入されており、100円から出稿可能なので、自社に合わせた設定をきちんと行えば細かく予算管理しながら広告の運用ができます。

実際にはニュースフィードやストーリーズなどに広告が掲載されますが、「ネイティブ広告(掲載先のコンテンツと違和感がないように調整された、自然なデザインの広告)」なので、SNSユーザーに広告として煩わしく思われにくいことなどがメリットとして挙げられます。

 

インスタグラム広告の特徴

インスタグラム広告自体は、実はフェイスブック広告と同じプラットフォームを利用して出稿作業などを行います。インスタグラムはフェイスブックグループなので、同じシステムが使えるというわけです。

フェイスブック広告ではターゲットユーザーの年齢や性別、地域など、細かい属性決めを行って広告の配信ができます。同じプラットフォームを使っているインスタグラム広告でも、そのメリットを受けられるのは魅力的といえます。

インスタグラムのメインユーザーは、10~20代の女性です。また最近はインスタグラムを使用する男性も増えているので、特にスタイリッシュなアパレルなど、若者向けの商品やサービスを提供している企業とインスタグラムの相性は抜群といえます。

 

インスタグラム広告を出すために必要なもの

 

 

インスタグラム広告を出すためには、基本的に以下の3つが必要になります。

・インスタグラムアカウント
・フェイスブックアカウント
・クレジットカードなどの決済手段

 
インスタグラムアカウントがなくてもフェイスブックの「ビジネスマネージャー」アカウントがあれば、インスタグラム広告は配信できます。

しかし、それだと広告を掲載してもインスタグラムのアカウントをフォローしてもらえないなど不利な面が多いです。インスタグラム広告の出稿を検討しており、まだインスタグラムのアカウントを作っていない場合は、この機会にぜひ作成しておいてください。

また、決済についてはクレジットカードだけでなく「PayPal」など複数の方法から選択できます。自社に合った決済方法を選択してください。

インスタグラム広告の出し方

ここからは、実際にインスタグラム広告の出し方をご紹介していきます。
流れごとに説明していきますので参考にしてください。
 

流れ1:フェイスブックアカウントとリンクさせる

 

 

まずはインスタグラムアカウントと、フェイスブックアカウントをリンクさせます。

フェイスブックの自社アカウントページを開いて、右上の「設定」ボタンをクリックします。そして管理画面左側にあるメニューから、「Instagram」という文字とアイコンがかかれたメニューをクリックします。

 

すると右側に「FacebookでInstagramを管理」という画面が出てくるので、画面中の「ログイン」ボタンをクリックして、自社インスタグラムアカウント情報を入力してログインします。

 

ここまでで、フェイスブックとインスタグラムアカウントのリンク作業は終わりです。

 

流れ2:広告を出すための目的を確認する「キャンペーンの目的の選択」

 

 

次にキャンペーンの目的を選択していきます。
適切な広告配信をするために重要な作業なので、しっかり覚えておきましょう。

 

まずは「Facebook for business」にアクセスし、上部「広告」メニューから「Instagram」をクリックします。すると「広告を作成」というボタンが表示されるので、クリックしてキャンペーン目的選択画面へ移動します。

 

キャンペーン目的選択画面では、以下のように目的を各項目から選択できます。

・ブランドの認知度アップ
・トラフィック
・コンバージョン

 

認知度アップであれば「ブランドの認知度アップ」、資料請求やサービス登録などが目的であれば「コンバージョン」など、自社が設定した目的を選択しましょう。

広告に限らずすべてのマーケティング戦略にいえることですが、達成したい大きい目標(マクロコンバージョン)や、それに伴う小さい目標(マイクロコンバージョン)などの設定は必要不可欠です。

このプロセスで目標設定に迷った場合は、マーケティング戦略自体をもう一度見直した方がいいかもしれません。

 

流れ3:配信ターゲットを決める「広告のセット」

 

 

次に広告のセットを行います。広告のセットでは以下の3つを設定していきます。

・オーディエンス
・配置
・予算と掲載期間

 
それぞれについて解説していきます。

 

オーディエンス

オーディエンス(ターゲットユーザーのような意味)では、「地域」「年齢」「性別」など、細かい属性設定を行うことで、ターゲットユーザーにピンポイントに広告配信されるような調整ができます。

オーディエンスを設定するときは、事前に「ペルソナ」を組み立てておくと安心です。ペルソナを決めておけば、「この地域に住む、こんな趣味を持った20代の男性サラリーマン」など細かいターゲットユーザー指定がすでに決まっているので、インスタグラム広告のオーディエンス設定もスムーズにできます。

 

配置

「配置」では、広告をどのコンテンツへ配信するかなどを決定します。
ここで注意しておくべき点として、広告はインスタグラムだけで配信されるわけではないという点が挙げられます。正しく設定しておかないとフェイスブックなど、他の関連コンテンツにも広告表示されてしまい、
予算を無駄に使い切ってしまう要因
にもなります。

インスタグラムのみで配信したい場合は、インスタグラム関連の項目のみにチェックを入れるなど、細かい設定を忘れないようにしましょう。

もちろんフェイスブックなど他コンテンツとの相性がよい場合は、インスタグラムに限らず、他コンテンツまで含めた配信を考えてもいいでしょう。自社のマーケティング戦略に合わせて配信先を決めましょう。

 

予算と掲載期間

「予算と掲載期間」では、広告の予算と掲載する期間を設定します。
掲載期間は以下の2つから選べます。

・広告セットを今日から継続的に掲載する
・開始日と終了日を設定

期間限定のキャンペーンであれば期間を設定した方がいいかもしれませんが、長期的なブランディング目的の広告であれば、
期間を決めず予算ギリギリまで配信すると最大限の効果が見込めます。

予算は少なすぎると配信数が限定される可能性もあるので、ある程度余裕を持って確保した方がいいでしょう。

 

流れ4:インスタ映えに欠かせない画像や動画など「広告の設定」

 

 

最後に、インスタ映えに欠かせないきれいな画像や動画などのクリエイティブをアップロードして、広告の設定を行っていきます。

広告として使う画像や動画などに
テキストと思わしき内容が20%以上入っていると、配信が規制されたり、配信されなかったりする可能性
もあります。

フェイスブックでは、画像中のテキスト率などを判定する「テキストオーバーレイツール」を提供しているので、そういったツールを活用しながら配信規制に引っかからないように注意しましょう。

また広告がよくても、リンク先のLPが広告内容とずれている場合や、品質が低いと集客にはつながりません。
インスタグラム広告配信の際はリンク先のLPなどにも気を配りましょう。

 

まとめ

今回はインスタグラム広告の出し方や注意点についてご紹介してきました。

アクティブユーザーがどんどん増えているインスタグラムで広告を正しく活用すれば、大きなブランディング効果やコンバージョン効果が見込めるでしょう。

ただし、インスタグラム広告出稿の際は、
事前に広告で達成したい目的やペルソナ設定などを明確に行い、スムーズに出稿作業ができる準備を整えておきましょう。

また、広告クリエイティブ自体の内容や
リンク先のLP品質
など細かいところにも気をつけながら、確実に効果の出るインスタグラム広告を配信するように心がけましょう。

インスタグラム広告の費用相場はどのくらい?課金方法についても解説

2019年6月時点で利用者数が3300万人を突破し、勢いに乗っている「インスタグラム」。

そしてそんなインスタグラムで広告を配信できる「インスタグラム広告」にも現在注目が集まっています。インスタグラム広告を検討する際は、その費用感も事前に知っておくと、安心して運用ができます。

そこで今回はインスタグラム広告の費用について、課金方式や実際に運用するときの費用相場まで幅広くご紹介します。

インスタグラム広告の導入を検討しているが、運用形態によってどう費用が変わってくるのか、そしてどのくらい費用がかかるのか相場まで知っておきたい」という方はぜひご覧ください。

 

インスタグラム広告における費用について

 

 

インスタグラム広告では、「セルフサーブ」方式を導入しています。セルフサーブ方式では自社で予算設定や配信期間などを適宜調整できます。

実はサービス開始当初、インスタグラム広告運用には大量の予算が必要であり、大手企業でないと運用が難しい状況にありました。

しかし、セルフサーブ方式導入により1日100円からと、低予算でも広告配信できるようになりました。

そのため、どんな企業でも予算設定をしっかり行えば効果的な広告配信ができるようになり、今では中小企業など規模を問わずたくさんの企業で利用されています。

また、ブランディングの場合は少し多めに、ターゲットを絞ったコンバージョン目的であれば少なめにと、自社の目的に合わせた予算を組んでおくと効果的な広告配信ができるようになります。

 

インスタグラム広告の課金方法

インスタグラム広告には、主に4種類の課金方法があります。

 

課金方法1:CPC

 

 

「CPC(Cost Per Click)」とは広告が1クリックされるたびに課金される方式のことで、「リスティング広告」など昔からある広告配信サービスでも利用されてきました。

「クリックされた後に自社商品やサービス紹介のLPへ誘導したい」など、まずはクリックしてもらってからコンバージョンへつなげたい広告を配信したいときなどに向いている課金方式です。

 

課金方法2:CPM

 

 

「CPM(Cost Per Mille)」とは、ユーザーにインスタグラム広告が1000回配信される(リーチする)ごとに課金される方式のことです。

広告が配信されるだけで課金されてしまうので、ユーザーが自社に対して有効なアクションを起こさなくても料金がかかるデメリットもあります。しかし「自社の認知度を高めたい」など、潜在顧客から見込み客を創出する目的などで利用すれば、大きな効果を上げられるでしょう。

また、魅力的な広告を作成すれば、いくらクリックされたりコンバージョンにつながったりしても課金されないので、最終的なコストパフォーマンスはCPCなどの他の課金方式に比べて高くできる可能性もあります。

 

課金方法3:CPI

 

 

「CPI(Cost Per Install)」とは、広告で紹介したアプリが1インストールされるたびに課金される方式のことです。

一般的な商品やサービスと比較して、この方式を選択する可能性は少ないかもしれません。しかし、アプリのインストールについてのインスタグラム広告を出す際には、アプリのインストール広告に特化したこの広告を選べば、予算管理を最適化できるでしょう。

インスタグラムはスマホで撮影した写真や動画をその場で投稿するという使い方がメインのツールです。つまり、インスタグラムはスマホで利用するユーザーが多く、インスタグラム広告とユーザーのタッチポイントもスマホ経由になりやすいといえます。

「インスタグラム広告を見る→興味があればその場でアプリのインストールを行う」というサイクルが成立しているので、CPI課金方式を選べば高いコストパフォーマンスを望めます。

 

課金方法4:CPV

 

 

「CPV(Cost Per View)」とは動画広告を掲載している場合、その動画の再生時間によって課金される方式のことです。

実際に動画が再生されたら課金されるので、「この動画をまずは再生してもらって、リンク先のLPで商品購入やサービス登録などにつなげたい」といった用途に向いている課金方式です。
ちなみに動画広告ではこのCPVと、先ほどご紹介したCPMから課金方式を選べます。

CPMはブランディング用の広告、CPVはコンバージョンにつなげたい広告の配信に向いています。インスタグラム広告で動画広告を掲載するときは、自社のマーケティング戦略に合わせて適切な課金方式を設定しましょう。

 

インスタグラム広告の費用相場と代理店やインフルエンサー依頼する場合の費用について

ここからは、実際にインスタグラム広告の費用相場を以下のパターンに分けて説明します。

・自社で運用する場合
・代理店に依頼する場合
・インフルエンサーに依頼する場合

 
それぞれのパターンの費用相場を確認しておきましょう。

 

インスタグラム広告の費用相場

 

 

まずは自社で運用を行う場合のインスタグラム広告の費用相場についてです。

最低100円から運用可能ですが、これでは予算が少なすぎるので高い宣伝効果は望めません。企業としてインスタグラム広告の運用を行うときは、最低でも日額1000円、月額換算で3万円ほどの予算を捻出しておきましょう。

また広告運用の際は「ABテスト」のように、複数の広告を配信してどの広告が最もコストパフォーマンスが高いか分析する視点も重要です。

インスタグラム広告でABテストを行う際は、1つあたりにかかる掲載費が日額1000円として×3の3000円、月額換算で9万円~10万円ほど予算があると安心でしょう。

 

代理店に依頼した場合

 

 

「自社では広告運営のノウハウや時間がないので、広告代理店にインスタグラム広告運用を代行して欲しい」という方針の企業も存在します。その場合、通常の広告費に加え、運用手数料として平均20%ほどの追加料金が発生します

この平均20%の追加料金を「プロが運用してくれているから、手間賃としては安い」と思うのか、「自社で運用した方が安上がりだ」と思うのかは企業次第です。

ただし、一番重要なのは「どれだけ広告に費用がかかるか」ではなく、「どう効果的に広告を配信して、宣伝効果を上げるか」という点です。

広告代理店にインスタグラム広告運用代行を依頼する際は、実績面やサポート面などでも代理店が自社に合っているのか確認した上で依頼しましょう。

 

インフルエンサーに依頼した場合

 

 

インフルエンサー(要は「インスタグラマー」)に依頼して、インスタグラム広告を掲載するという方法もあります。この方法は最近注目を浴びている広告配信方法で、インスタグラマーのファンをそのまま自社のターゲットユーザーとして取り込んで広告配信ができます。

インフルエンサーに広告掲載を依頼する場合は、インフルエンサーが獲得しているフォロワー1人あたり平均5円ほどの費用がかかります。例えば、1万人のフォロワーがいるインフルエンサーに広告掲載を依頼するときは、5円×1万人=5万円の費用がかかります。

この金額はインフルエンサーの知名度や、掲載して欲しい商品やサービスの内容などによって異なります。また、「いいね!」やコメントなどに対して課金を行うケースもあるので、事前の料金確認は大切です。

ちなみに代理店に依頼してインフルエンサーへのインスタグラム広告掲載を仲介してもらう方法を取る場合は、代理店にも手数料を払わないといけないため、注意しましょう。

 

運用方法は費用と効果のバランスから考える必要がある

自社で広告を出すのか、それとも広告代理店やインフルエンサーに依頼するのかは、費用と効果のバランスから決める必要があります。

自社ですでに広告運用経験があり、効果も上がっている場合はインスタグラム広告の運用を外注する必要性は小さいでしょう。

しかし、インスタグラム広告の運用についてのノウハウがない、または今までより高い宣伝効果を上げたいという場合は、広告代理店やインフルエンサーに依頼する方が得策といえます。

まずは掲載したい広告に合わせた「ペルソナ」設定や達成したい目標決め、費用上限などを考え、その上でどのようにインスタグラム広告を運用していくのか決めると安心でしょう。

 

まとめ

今回はインスタグラム広告の費用相場や課金方式について解説してきました。

インスタグラム広告では自社の広告内容や、CPCやCPMなど目的に合った課金方式を設定することで、最大限のコストパフォーマンスを発揮できます。ぜひ自社に合った課金方式を設定してください。

またインスタグラム広告を運用する際は、自社での運用、広告代理店やインフルエンサーに外注するなど、いくつか方法があります。運用方法を決定するためにも、インスタグラム広告では目標決めやペルソナ設定など、予算以外の準備もしておきましょう。